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「ジェジュンが怖かったですよぉ!ほら、包丁持って怖いじゃないですかぁ!」
ジュンスは、私をまだ抱きしめながら、ジェジュンに言った。
ジュンスの鼓動が聞こえてくる。
甘い香り…背中にあるジュンスの手が、私の恐怖を拭うように背中を擦る。
なぜか……安心する……
突然の出来事に、包丁を持ったまま、目を丸くして立ち尽くすジェジュン。
「なんでぇ?僕がぁ?」
大きな瞳をパチパチしていた。
「○○さん?落ち着いたぁ?僕がお粥作ってもらいたくてぇ。ジェジュンを呼んだですよぉ。ジェジュンのご飯は、すっごく美味しいですよぉ!さぁ、食べましょう!座れるぅ?」
ゆっくりと腕の力を緩め、ジュンスは私をテーブルの前に座らせてくれた。
私の顔を覗き込むジュンス。
私はなんだか恥ずかしくなって、顔をプイッと背けた。
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