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「○○ちゃん、おはよう」 叔父が店から裏に引き上げて来た。 私は微笑んで挨拶のお辞儀をする。 「昨日も出てもらったのに悪いね。レジにはバイトと俺入ってるから、例の人来たらすぐに言ってな」 私が頷くのを確認して、店長の叔父は倉庫に入って行った。 大きく深呼吸をすると、私は店に向かった。 「おはようっす!」 レジのバイトの子が、私に挨拶をする。 私は声が出ない分、笑顔で彼の目を見て会釈をする。 いつも通りの挨拶。 流行りの音楽が流れ、冬だからおでんの香りが店内に漂う。 私はこのおでんの香りが少し苦手。 一通り商品棚を見て周り、商品の補充をしなければならない物をメモしていく。 置場所が違う商品や、外袋が開けられている商品もたまにある。 店長がおでんの補充品を奥から持ってきて、私に手招きをした。 どうやら、暫くおでんの担当になるらしい。 もう一度言うが、私はこのおでんの香りが苦手だ。
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