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背が高く、色が白く、サラサラの髪。 ハスキーな通る声、ニコニコしているので、細い目が更に細くなっている。 手には……納豆。 いつも納豆を買っていく。 私は焼きのりが置いてある棚に案内した。 「こんばんはぁ。あの…こんばんはぁ?」 私が応えるのを待っているようだった。 私はとりあえず笑顔で頷いたが、彼には何も伝わらなかった。 「ジュンス?焼きのりあったぁ?」 彼の友達が来た。 「ユチョン……焼きのりありましたよぉ!プリンはありましたかぁ?」 「チャンミンのプリンあったよ。行こう」 ジュンス?とユチョン?って……変な名前。
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