キミだけを････

真由は言う通りにしてくれて､俺は引き出しから取り出した“ﾓﾉ”を後ろに隠し､真由に近づく｡真由の前に屈み込むと真由の手を取り､優しく左手の薬指にその“ﾓﾉ”をはめていく｡左手に違和感を感じ驚いて目を開けようとする真由に優しくキスをすると意地悪っぽく微笑んで｢ま-だ｣と言う｡｢もういいよ｣優しい口調で言い､真由は目を少しずつ開けていく｡そして､完全に開き自分の左手を見る｡

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