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部室を抜け出した俺は自分の家の前まで来ていた
「なんだよ…これ…」
つい声に出てしまうような状況だった
俺の家が燃えている…
そ、そうだ舞を、舞を探さないと
「舞ぃぃいい!!」
俺が火の中に飛び込もうとしたとき俺は後ろから抱きつかれる形で止められた
抱きついてきたのは結だ
「おい!何すんだよ!舞が、舞が家にいるんだよ!離せ!!」
「だめ!今行っても犬死にするだけだよ!絶対にだめ!」
うるさい奴だ!俺は死んでいいんだよ!舞が無事なら俺なんて要らない!
そして胸につっかえていた枷がハズレた
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