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問い 仕事の夢を見た、と ため息ひとつ吐いて 仕事の夢など見たくなかった、と 愚痴をひとつ吐いて 私は困り果てた ならば何の夢を見たかったのか 頭の片隅から投げられた 小石のように小さく しかし古き問いかけに 私は立ちすくむ 砂漠の真ん中 私の心をしたたかに打ち付けた小石は 砂にざりざりと転がった跡をつけて 私を見上げている (´д`)小石は『問い』 問いの波紋が生んだ砂漠で、小石を踏みつけるか砂にかくすか、また小石を目印に歩き出すかは人それぞれ
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