プロローグですが、ナニか?

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真っ赤な夕暮れに染まる公園 俺は探し物をしていると思われる少女の姿を見た。 公園の中で足元ばかり見て右往左往としていて結構目立つ。 何故か放っておけず、いつもは立ち寄らない公園に入り、少女の近くまでいく。 「ねぇ」 「! ……な、なんですか?」 少女は警戒した様子で俺を見る。 まぁ、当然なリアクションであるな。 「探し物だろ? 手伝うよ」 「いえ、結構です」 即答だ。 俺に対してかなりの警戒心の高さを窺える。 「そうか。んじゃ、勝手に探す。 俺はあっち見るから、できたら特徴教えてくんない?」 「……」 少女は俺から少しばかり距離を空けて細めた目で俺を見た。 かなり怪しんでいるようだ。 「このままだと暗くなって、俺みたいのが増えるぜ?」 俺が言った言葉に納得したのか、少女はゆっくりと口を開く。 「……赤い、ブローチです」 「あいよ」 俺は近くのベンチに鞄を置き、赤いブローチを探す。
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