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バスの中で目にしたのは
コスモスがたくさん植えられている公園
綺麗…
「降ろしてもらえますか?」
「人も少ないのでいいですよ」
バスを降りると公園へと足を運んだ
「んー…いい香り」
木陰に腰を下ろししばらくコスモスを眺めていると
暖かい日差しのなか
木の葉が風に踊らされる音が気持ちいい
ふいに口ずさんだ歌。
自分を知っている人がいない知らない綺麗な地で
大好きな歌を歌える幸せ…
私の味方は歌だけ
「…ッ」
涙を流しながら歌い続ける一人の少女
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