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「しかし…」
それでもどれだけ真実っぽく言っても有り得ないものは有り得ない。
女は問いただそうとしたが。
「もう俺の願い事は変更出来ないのか?」
「はい。私が一度承諾した願い事は変更は出来ません。」
「願い事叶える事が出来なかったら、お前はどうなるんだ?」
上手く話題を変えられてしまい、聞くにも聞けなくなってしまった。
「私は願いを叶えるため願いを叶えるまで死ぬことも、年老いることもありません。」
「つまり不老不死というわけか。」
「えぇ。」
女は人形のように綺麗な容姿なのに表情を変えることはないため、まるで感情がないように思えた。
「わかった。とりあえずここから出よう。ここはいろいろ散らかってしまったし、長話になりそうだからな。もう少し落ち着けるところで話そう。」
「わかりました。」
あまり広くない空間で戦ったのだ。壁に傷がついたり、散らかったりしていて当然だ。
二人は会話をすることなくこの空間から外へ出た。
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