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しばらくソファーで座って話しをしていた。
「今日入店したんだってね?」
「はい、記念すべき最初のお客様です。」
とにかく目の前の男を喜ばせればいい。
それがこいつに買われた私の仕事。
だけど、喋ってばかりじゃいられない。
さっさとシャワーを浴びて仕事を済まさなければ、時間がなくなる。
でも「シャワー行きますか?」と言うタイミングがわからない。
客も素人まるだしの私を見てわかったのだろう。
「じゃ、シャワー浴びようか」
舐めまわすような視線を浴びせながら客はそう言った。
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