第1話―告白

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  午後の授業も終わり横に掛けている鞄を取り教科書を入れ帰り支度をする――。   すると、廊下が騒がしくしているのが分かる…。   ドタドタと大きな足音が聞こえたかと思うと勢い良くA組のドアが開いた―   「陵華ちゃん!帰るぞ!」   大声を上げる哲に教室に残っている生徒達が驚いた…。   「あれ、哲先輩だよ!?」   「何で桜井さんと!?」   ヒソヒソと話す生徒達を横切りナカムーとチーに手を振ると教室を出る…。   二人で歩いている姿を周りに居る誰もが驚いている…。   『無理もない…。哲先輩は学校じゃあ知らない人何か居ないもんなー。けど、こんなにジロジロ見られると…』   横に居る哲を横目で見ると哲は顔を真っ赤にして緊張している見たい…。  
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