第1話―告白

13/23
前へ
/152ページ
次へ
  「以外と仲良くなってるねー」    二人の様子を見ているナカムーが呟いた。   「でも、あの前原哲だよ?陵華に何か合ったら…」   心配しているチー。   「だねぇー…心配になって来た。大丈夫かなー?」   二人は、心配しながら二人の様子をずっと見ている――   学校を出て狭い路地を歩く陵華と哲。   「哲先輩は、家こっち方向何ですか?」   「あ…あぁ。そうだよ!だから陵華ちゃんを家まで送る」   「そんな…私なら大丈夫ですから!」   慌てて手を振る。   「もう、夕方だしこんな狭い路地を一人で歩かせる訳にはいけねーよ!大丈夫」   哲の言葉に、陵華は甘える事にした。   「哲先輩って優しいですね」   「俺は、別に…!」   照れた顔を見せない様にそっぽを向く――  
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!

86人が本棚に入れています
本棚に追加