第1話―告白

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  「お前は、強いんだよ。他の高校の不良もお前を目の敵にしてるぐらい何だからな…」   「そんなんじゃねー」   「けど、絶対に他の奴らを巻き込むのだけは止めろよ?哲は、自分からは手を出す事はしねーからアイツらはお前の周りに居る人達を巻き込むんだから…」    声を低くして話す学人。   「分かってるよ…」   そんな学人の気持ちに答える様に哲も真剣な表情を見せる…。    「あれ、哲先輩じゃない?」   ナカムーとチーも学人と同じくらいに校門を出ていた――   「本当だー。でも、陵華は居ないね?」   「どうしたんだろう?」   陵華が居ない事に違和感を感じて…勇気を出して二人は哲と学人に近寄った――  
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