第1話―告白

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  「あの~…」   恐る恐る声をかけると哲と学人が振り返った…。   「何?」   「すいません…。陵華が一緒に居ないのでどうしたのかと思いまして…」   哲が、ナカムーとチーをジーッと見る…。   この二人は、陵華といつも一緒に居る二人だとすぐに分かった…。   「桜井さんなら、哲がちゃんと家まで送って来たよ」   哲の変わりに学人が口を開いた――   「あっ!本当ですか!?なら、大丈夫です!」   一安心してナカムーとチーは顔を見合わせ微笑む。   「そんなに哲を疑わなくてもコイツは思ってる人じゃないから」   学人が、哲の肩を掴む…。  
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