第1話―告白

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  それから、哲先輩と赤外線でアドレス交換を済ますと教室に戻る――。   一年A組の教室に入ると待ってましたとばかりに親友のナカムーこと中村あすか。   チーこと地井由加里が陵華の手を掴み窓際の一番後ろの席に座らせる。   「何言われた!?」   食い入るように顔を近付ける。    「それが…告白された」   陵華の言葉に一瞬間を開けてナカムーとチーが声を上げた。   「えぇぇぇっ!?」   「ちょ…声おっきいって!」   慌ててシーッと自分の人差し指を唇にあてた。   「本当に?あの前原哲に?」   確認する様にナカムーが聞く。    「そうだよ…自分も驚いてるんだから…」   ハーッとため息を吐く。  
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