第1話―告白

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  「返事は?断ったの?」   今度は、チーが聞いた。   「断ろうとしたんだけど…。友達からになっちゃった」   ハハハと苦笑いを浮かべる。   「前原哲って言ったら女でも容赦しないって…そんな噂しかないじゃん!陵華大丈夫?」   「でも……」   告白された時に真っ赤になって照れていた哲を思い出す…。   「そんな感じには見えなかったんだよね…一応、大柄で怖かったんだけど…そんなに…」   「そうなの?何か以外だね」   チーが話した時に、陵華の携帯が鳴る。   ポケットから取りスライドさせると『前原哲』と書かれていた。  
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