281人が本棚に入れています
本棚に追加
「気になるに決まってんだろ!」
「おろっ?」
珍しく不機嫌そうに言い返してくる反応に戸惑う俺を、海司はニヤっと笑った。
「浮気よぉ!アタシのダーリンがちょっと目を離した隙に、若いツバメと浮気よぉ!」
両手で顔を押さえて、さも悲劇のヒロインぽく大げさに叫んでくれた。
「え?へっ?ちょ、海司」
一瞬ですっかり主導権を奪われ口をパクパクさせてる可哀想な俺に
「おいおい、朝から毎度おなじみの夫婦喧嘩コント?」
「ひゅーひゅー、毎日毎日お熱いことで…アハハ、俺ら邪魔しちゃ悪いんで先行くわ。ごゆっくり」
よりによって、同じクラスの奴らがからかって行った。
トホホ…何で俺が…
「蒼真。遊んでないで、早く行くぞ」
ケロッとして先を急いで行く海司に困惑しながらも、俺は走って後を追った。
「ったく!ちょっと待てよ、海司」
やっぱり俺は海司に勝てないようで…
それから俺は歩きながら、海司に昨日の放課後の事を隠さず話した。
隠さないといけないようなことは何ひとつないんだから…
※ ここまで読んでくれてありがとう!
さて、こっからはお好きなに進んでもらえれば。
あんまり深く考えず、サラッと読んでもらえたらと
それでは、お待ちしております。
最初のコメントを投稿しよう!