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体を売るようになったのは
15の7月の頃。
私は夜がすき。
汚れを隠してくれる。
自暴自棄になって
今夜も体を売る。
誰か私を買ってください。
私に居場所を下さい…。
汚れた私を早く隠して夜になれ…。
リスカをしてもう9ヶ月
あのあとは病院を退院したが
ママも誰もいない家に一人ぼっち。
15になり8月になった。
いつも通り髪をセットして
化粧をして露出のすごい服を着る。
そう属に言う援交。
そして街にでて適当に
親父を捕まえる…。
「おじちゃんゴムあり一万五千円でどう?」
「いいよ。なら行こうか。」
いつも通りホテルに行って
用をすませる。
お金を受け取り
「今日はありがとう♪また今度お願いね(^^)」
と言い家に帰る…。
やっぱり誰もいない。
「ただいま」といっても
「お帰りなさい」と返ってこない。
私はなにかが壊れたように
泣いた。
情けないくらいに涙は止まらない。
胸が苦しい…。
私はそうして苦しさから
逃れるためにカミソリを探し、またリスカをした。
「なんで…。なんで私だけ?
ママ…。助けてよ。」
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