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ワープ式人用カプセル?全自動家政婦ロボ?飛行型自動車?それが何だってんだ。
世は超ハイテク時代。21世紀後半から世界は急激な経済成長をとげ、国連科学委員会が莫大な研究費を使い、次々と製品を開発していった。その結晶と言えるのがこの超ハイテク時代だ。
俺の名は黒木守16歳。都内の中学の3年で、もうすぐ卒業をひかえている。
世間一般のヤツらは何不自由なく暮らせるこの時代に産まれたことに幸せを感じているだろうが俺は断じてそうは思わない。こんな何の生産性もなくいずれは人間が堕落していくような時代のどこがいいんだ。
便利だと?そんな言葉は踏み潰してやる。俺は便利という言葉にかまけて落ちこぼれていったヤツをいやというほど見せつけられてきた。
だから俺はそんなふうにならないために真面目に生きて、将来は絶対に大富豪になると決めていた。
あんなことが起こるまでは。
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