新たなる恐怖!

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 途方に暮れた少年はこの会社の資材置き場から以前にも遺体が発見された事を思い出した。  ココには知り合いも居るのでとりあえず頭ガイコツを持って行き相談する事にした。  「それは分かったけど、何故そんな風にして持って来たんだ?」  「ああコレね、だって素手で持つの気味悪いからだよ」  「だからと言って晒し首みたく棒に突き刺して来る事はないだろ!」  その後で男は、少年と一緒に駆け付けた警察官に事情を説明する。  「状態から見て死後かなり経つくらいしか今は解りませんね」  笑いながら頭ガイコツを触り警察官は陽気にしゃべている。  ひと通り事情聴取が終わると2人は、後日警察署にて調書を取る為出頭をするように言われた。  えらい災難だなと呟く男、しかしコレはリハーサルに過ぎなかった、本当の本番はこの後に控えていたのだ。
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