目覚めた愛

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客人たちの冷やかしに応えている貴方。 うふふ。 お優しい言葉の裏には何が隠されていらっしゃるのかしら。 しばらくして、美しい陶器の箱に納められた黒砂糖が届けられた。 優しい贈り物。 でも、掛けられる言葉は一言もなく…。 したためる文は、久しぶりに綴る独逸語。 こちらにいる数少ない知人への頼み事。 どうか杞憂でありますように…。
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