目覚めた愛

16/18
429人が本棚に入れています
本棚に追加
/142ページ
「貴女を忘れることはなかった。女性と触れあうたびに頭の中を過っていった。今はどうされているのか、幸せなのか、と…。」 「何も仰らないで。」 女々しい男だと呟くのを遮った。 誰かに心を残して結婚しても、それはうまくいかないものだというのは、誰よりも私自身が知っている。 私こそ、どれほどその微笑みを心に思い浮かべたことでしょう。 貴方の声は優しく響いて… それだけで高まっていくのがわかるわ。
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!