目覚めた愛

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「貴方のことを忘れたくて、諦めたくて、夫を必死に愛そうとして…。」 一筋、頬を雫が白く伝っていく。 「でも、できなかった。私の心は既に少女の頃に豊さんに繋がれたままでしたの。」 そっと、お互いの手が重なりあう。 唇が触れあって… 愛の言葉など、何も要らない。
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