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◆地球誕生
神は、初めに天と地を創った
その後に闇と光を創った
ただ、野も木も草もこの世にはなかった
神は大事な事を忘れていた
【──それは…雨───】
主神は雨を与えようとしなかった
忘れていたのだろうか?
しかし、水は湧き出る。
いつの間にか、地から水が沸き、辺りを潤すようになった。
そして辺りを侵食していった
やがてそれらは海となる
星【地球】を見て、神は考えた
いくら水や大地があっても、意味はなさない
濡れすぎた(湿)地に、
荒れすぎた(乾)地に植物は育たない
では…
我らに象(かたど)り、人を創ろう。地にいるもの全ての支配者に…
そして、土を耕す者に…
こうして、物語は幕をあける
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