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日も沈んで夜になった
沖田は宴会の主役和沙を呼びに部屋に向かった
沖田「和沙さーん、入りますよ~」
和沙『・・・・・・・・』
沖田「入りますからねー。あとで文句言わないで下さいねー」
―――スーーッ
ギンッ!!!
沖田「───っ!?」
障子を開けた瞬間和沙がナイフを突き付けた
流石は組長、驚いたが咄嗟に刀で和沙のナイフを防いだ
しかし沖田にはもうひとつ驚いた事があった
和沙の片目が紫だったのだ
和沙『…ぅん?…なんや総司か…ゴシゴシ…ごめんな敵と勘違いしてたわ
怪我はあれへんか?』
途中眠そうに目を擦りながら
申し訳なさそうに沖田に謝りながらナイフを閉まった
沖田「いえっ大丈夫です。それより……」
チラッと和沙の目をみた
(あれっ!?黒色ですね…。
見間違えたんでしょうか?)
和沙『それよりって…どうしたん?総司?』
沖田「あっあぁ、さっきの武器は何ですか?」
あぁこれ?と言いながらナイフを出した
和沙『これはナイフといってなんやろ…ん~まぁ包丁のちっさい版や』
何とも微妙な答えだが沖田は分かったようでそうなんですか~と興味深々だった
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