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「で?話ってなんなの?」
会議が終わって残っている俺たち2人だけの会議室はフランシスの声が響いてやけに静かに感じる
「……あれだよ、あれ」
「さっきからなんなのほんとに!?!?」
今まで、師しsy…いや、菊にしか
相談したことなかったんだけどよ。
いや、ほらな?
あいつって次元が違うだろ?
だから女の扱いが得意そうなフランシスに相談しようと思ったんだけども……
ほんとに俺様どうしちまったんだ!?!?!?はっきり言わねえと話が進まねえっ。よし、絶対言う絶対の絶対にいう!!
「す、すすす好きなやつがいるんだ!!」
言った!!言ってやったぜ!!!!
とうのフランシスは驚いた顔で俺様をガン見している
「…それってさ、女の子?男の子?」
「女に決まってるだろぉおぉぉ!!!!」
フランシスの第一声がそれだと思っていなかった俺は大声で叫んでしまう。
「ごめんごめん、冗談だよ。お兄さんに恋愛相談って訳ね。…で?どんな子なの??」
「小鳥みたいに可愛いんだぜ!!!!!!」
「…………あのね、小鳥みたいだから好きなの?それ恋愛じゃないよ?」
「ちげえよ!!!!小さくて可愛くてなんかふわふわで頭の撫で心地が最高なんだぜ!!!!」
「あ~…ベタ惚れなんだね。おめでとう。」
「今まで俺は女を好きになったことなんてなくてよ。ただでさえ親父の影響であんまり関わる気もなかったんだけどな。」
「…発言が今まで男が好きだったんだ!!みたいなことになってるよ?」
「お前ほんとなんなんだよ!!!!」
こいつ話聞く気あんのかよ。それさえ不安になってくる。
「ほんと、仕方ないなあ。どこの子?」
俺は彼女についての話を詳しく教える。ヘラヘラした顔が急に真面目になった
「今から言うことを今日、ちゃんと実行するんだよ」
そういってフランシスの作戦を聞いて2人で色々練り直した。
最後に俺がDanke!と言うとあいつは失敗したらお尻触り放題ねと言って会議室から出ていった。
変態だけどなんだかんだ良い奴で、あいつと友達でよかったと改めて思った。
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