48人が本棚に入れています
本棚に追加
小川は読んでいた新聞から目を離し古賀を一瞥して
「古賀か…まぁ座れや」
と、正面ソファーに座るよう促した
古賀は一礼して小川の正面に座った
古賀は正直何から話していいか迷っていた
小川が新聞を読むのをやめタバコをくわえる
急いで古賀は火をつけ頭をさげる
煙を吐きながら小川が口を開いた
「さっき近藤組長と会ってきてな、えにし町に尾張連合の輩がウロウロしとるようだ」
「はい。それで…荒井の兄貴が…」
「古賀…パラダイスでの一件は聞いてる。荒井は本当に尾張の熊谷ってのを…やっちまったのか?」
「ええ…確信はありませんが…自分が現場行った時には兄貴が…」
最初のコメントを投稿しよう!