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「いや~悪かったね、古賀ちゃん。ウチの梓ちゃんはああなると話長いからぁ」
「はぁ…それより伊藤さん、これからどうするんすか?荒井さんのいそうな場所って…」
「う~ん…そうだねぇ…一つ分かってることは、荒井さんはまだ、このえにし町にいるってことさ」
「は?…そ、それだけっすか?」
「あぁ!これはオレの読みだが、えにし町からは出れないはずだ。なーに、そう悲観することないぞ?えにし町にいるなら、必ず誰かは見てるはずだ。荒井さんほどの有名人ならね?」
「は、はぁ…でもその荒井さんを見た人を探すのが難しいんじゃ…」
「そう!そこなんだよ、古賀ちゃん!…まぁ、黙って俺についてくれば分かるよ!」
伊藤は自信満々な表情で笑いながら答えた
ホント、頼りにしていいのか悪いのか…とりあえず今日はこの人にかけてみるしかないか…
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