プロローグ~新居生活~

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悠希「どこだ……ここ…?」 ヤベェ、完全に迷った。 廊下は長いし、部屋は多いし…だんだん寂しくなって来た。 「あ…あの~、どうかしましたか?」 悠希「ハイ、どうかしたんです」 知らない人に声を掛けられても、返事したらダメというのを聞いた事あるようなないようなだが、そんな事は気にしない。 後ろを向くと、美少女のメイドさんがいた。ぱっと見同い年かな? お尻まで届く黒い髪が特徴。 「えーっと…どなたでしょうか?見た事ないですけど」 悠希「雪ミン…新王寺さんの薦めで、今日からこの家にお世話になる事になりました、杉原 悠希です」 「あっ!アナタがお嬢様の言ってた杉原様ですか!私は新王寺家のメイドをさせてもらってます、伊藤 風音(イトウ カザネ)といいます」 風音ちゃんね、よし覚えた! ツインテールとか似合いそうだな… 風音「それで、杉原様はどこへ?」 悠希「ちょっとリビングに」 風音「ならこっちですよ、ついて来て下さい」 どうやら俺は反対方向を歩いていたようで、風音ちゃんは俺の横を通った。 あ、いい匂い。 風音「へぶっ」 こけた。
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