プロローグ~新居生活~

12/20
前へ
/451ページ
次へ
中に入った瞬間いい匂いが漂った。多分晩ご飯の準備をしているのだろう。 キッチンを覗くと、母さんと見知らぬ女性が料理をしていた。 きっとあの人が雪ミンの母さんなのだろう。 風音「では、私はこれで」 悠希「え?どこか行くんですか?」 風音「ハイ、お嬢様達を呼ばないといけませんから」 そう言って風音ちゃんはパタパタとリビングを出て行った。 ……さてと、雪ミンの母さんに挨拶するか。 悠希「あの~」 「ハイ?…あら、確か悠希君でしたっけ?どうかしましたか?」 悠希「あ、えっと、今日からお世話になるから挨拶をと」 菜月「あらあら、礼儀正しいんですね、よろしくお願いします。私は雪美の母の菜月と申します」 雪ミンの母さん…菜月さんは、綺麗な銀髪を輝かせて頭を下げる。料理をほっといて大丈夫なのか?と思ったけど、母さんがなんとかしてくれて大丈夫だった。 なんなんだ?最近の母親は綺麗な人が多いのか?母さんも年齢の割に綺麗だし、一花さんと吹雪さんは綺麗と可愛いが合わさった感じだし…舞ちんの母さんが気になる。 とりあえず挨拶は済ませたから、リビングに行ってボケーッとしとこう。
/451ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1599人が本棚に入れています
本棚に追加