プロローグ~新居生活~

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そういえば、この春休みが明けると梓が花咲高校の新一年生になる。 花咲高校を選んだ理由は、「お兄ちゃんと常に一緒にいれる」からだそうだ。 梓だったらいい高校を狙えたと、中学校の先生が言っていたらしい。でも梓は花咲高校を選んだ。 「あ、悠希お兄ちゃーん!」 この声は!我らがスウィートエンジェル! 悠希「香織ちゃーん!」 香織「悠希お兄ちゃん悠希お兄ちゃん、香織ね、次で中学生になれるんだよー、悠希お兄ちゃんに早く伝えたくて待ってたの」 悠希「そっか、香織ちゃん次で中学生だっけ、早いなー」 香織「悠希お兄ちゃ~ん」 悠希「ん?」 香織「抱っこ……してくれないの?」 なん…だと…もう中学生になるのに、まだ抱っこをねだるだと…?てっきりもう言わないのかと。 でもしてほしいなら話しは別だ! 悠希「ゴメンなー香織ちゃん、ホラ抱っこ」 香織「ワーイ!」 か…可愛い…抱っこした瞬間、香織ちゃんが俺の顔に香織ちゃんの顔をスリスリして来た。 香織「悠希お兄ちゃんいい匂い」 悠希「ハハハッ香織ちゃんもいい匂いだぞ」 後ろで美少女達が睨んでいるが、こんなのは日常茶飯事。
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