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『良かった…人間なんだ…』
ミルクを見つめていて気付いた
まさかミルクの瞳に映るこの美少女は…
「リディアだぜ♪やっぱり陽向よりリディアのが綺麗で可愛くて俺は好きだな♪」
って失礼な!
私が可哀相じゃない!
『…さっきからなんで考えてる事が分かるの?』
「俺の能力の一部だ」
得意気に顔をフイッと上げてみせるミルク
『あぁ、そぉ…もぉ何でもいいや。これはきっと夢なんだ。早く目覚めろ私~』
ベシッ
『いてっ!』
「夢なんかじゃねぇ。早くリディアの記憶を取り戻して貰わなきゃ時間がどんだけあっても足りない状況なんだよ!とりあえずセリスの家まで付いて来い!」
ミルクに猫パンチをされて涙目の私は渋々ミルクの後を着いて行く事にした
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