二日遅れのバースデー!茜はここで暮らします

20/29
前へ
/314ページ
次へ
楽しかった暖人との外出も、すぐに帰りの時刻と成り、「今日はもう帰ろうか」と暖人が茜に言うと、「うん!あぁ~、今日はスッゴク楽しかったぁ!」と満足の茜。 帰り道、楽しそうに暖人の少し前を歩いていた茜は、途中で暖人の方へと振り返り、「今日は有り難うネ、暖人」と微笑みながら言う。 「ああ、また行こうな」と応える暖人に、茜は「うん、約束だよ」と暖人に近づき、嬉しそうに手を握る。 「ああ、約束だ」と言って、夕焼けのなかを二人は、手を握り合って帰宅する。 時刻は午後7時!暖人と茜の二人は、家の前まで来ていた。室内からは、一切の明かりも無く、真っ暗な家。 茜が「おじ様とおば様、まだ帰って来てないみたい!」と言う。 暖人は「そう・・・みたいだな?・・・うん」と白々しく応える! 「???どうしたの?暖人」と茜が不思議そうに暖人を見る。 暖人が「何が?普通だよ」と応えると、「そう・・ならいいけど」と茜が言う。 「さぁ、突っ立ってないで、入ろうぜ」と暖人は玄関の扉を開けると、茜を招き入れ、リビングへと向かった。 (大丈夫だろうな、アイツ等?)と思いながら、暖人はリビングの扉を開けた。
/314ページ

最初のコメントを投稿しよう!

162人が本棚に入れています
本棚に追加