二日遅れのバースデー!茜はここで暮らします

21/29
前へ
/314ページ
次へ
真っ暗なリビングに入ると、「明かりを付けるぞ!」と暖人は言い、壁にある蛍光灯のスイッチを押した。 室内に明かりが点ると、パン・・・パパン・・パン!とクラッカーの音が鳴り響き、「「茜ちゃん(さん)、誕生日おめでとう~!ようこそ、黄葉町へ~!!」」と部屋に隠れていた両親とメンバーが、一斉に出てき来て、拍手で茜を向かい入れた! 状況が理解できずに固まる茜。ノーリアクションの茜に戸惑うメンバー。見かねた暖人は、「茜、茜の誕生祝いと歓迎会をやりたいって言ったら、皆が協力して準備してくれたんだ!」と言う。 そして、「茜、少し遅れたけど、誕生日おめでとう!」と暖人は茜に言う。 暖人の言葉で、我に返った茜は、 「・・・・・・ウッ・・グスッ・・あの・・あの・・・私・・こういうことしてもらうの・・・初めてで、・・・だから・・その・・・・・皆さん・・・ウッウッ・・・ありがと・・・ウッ・・ございま・・すぅ・・・ゥ・・ウェーン!」と大泣きしてしまった。 余程嬉しかったのか?声を上げて無く茜と、それを慰める舞子と綾芽。飾り付けされた室内には、大きな垂れ幕に「ようこそあかねちゃん」と、デカデカと書かれていた。 さらには、ところ狭しと並べられた料理の品数に(気合い入ってるなぁ~)と感心する暖人だった。
/314ページ

最初のコメントを投稿しよう!

162人が本棚に入れています
本棚に追加