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そんな事があった昨晩に、「まぁ、近所の市民プールで良ければ!」と約束した事を思い出す暖人。
朝食を済ませた二人は「「いってきまーす」」と母に告げ、近所のプールを目指して歩き出した。
隣でニコニコして歩く茜に「楽しみなのか?」と聞くと、「ん?うん、暖人と一緒に泳ぎの特訓だもん!楽しみだよ。優しく教えてね、暖人先生!」と言う茜だった。
入場口まで来た二人は、そこで別れて更衣室へ向かう。
水着に着替える暖人は(茜はどっちの水着を着るのかな?泳ぎの練習だから、やっぱ競泳用だよな!)
などと思いつつ暖人は水着を穿いて更衣室をあとにする。
「結構空いてるなぁ、朝から来るやつなんて、そうそういないか!」
三面あるプールは子供用の遊技場のあるプールと、子供用の競泳プール、そして大人用の競泳プールの三面だ。
(子供用の競泳プールでいいか!)と暖人は眺めていると、「暖人、おまたせ!」と言う茜の声が聞こえてきた。
振り返った暖人の目の前に立つ茜は、母が購入してきた青色のビキニの水着姿だった。
「うおぉ!」と驚く暖人に「似合ってないかな?」と照れくさそうに笑う茜だった。
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