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競泳用の水着姿の舞子に海、ピンクの可愛いワンピースの水着を着た曖。
双子の妹と弟だけで来ると、姉の曖が何を仕出かすか分からないと、舞子が同伴者として見張っているらしく、「曖は相変わらずの様子みたいだな?」と暖人は苦笑いをするのだった。
「もぅ、姉ちゃん!他のお客さんに迷惑掛けちゃダメだって、いつも言われてるでしょ!」
双子の弟の海が、姉である曖の所まで行ってしまった。
「で、暖人は何をしてたの?行水?」
「俺は鳥じゃねぇし!・・・あれ!」と暖人は水面でもがく茜を指差す。
「茜ちゃん・・・よね?何してるの?」
「泳いでるんだよ・・多分!」
「進んでる様には見えないけど!」
「実際に進んで無いからな!」
「私で良ければ教えましょうか?」
「お前、泳ぐの得意だったっけ?」
「あんた、泳ぎで私に勝てた記憶が有るの?」
「そう言えば・・・無い!」
「あんたに教えられる茜ちゃんが気の毒だから、仕方ない、私が特別にコーチを引き受けて上げよう!」
自信満々に言う舞子に「厳しくしないでくれよ!」と言う暖人だった。
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