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変な雰囲気に成る場所に、またもや誰かの呼び掛ける声が聞こえた。
「ああ、暖人ちゃんたちだぁ!みんなで何してるのおぉ?」、「まぁ、遊びに来たんだろうけどな!」、「不倫現場の縺れとか?」
声の主は勿論、綾芽、涼太、孝の幼なじみ3人組(通称三段落ち組)だった。
「なに?今のテロップ?失礼な上の声ね!」と独り言を言う綾芽。
「おはよう、茜ちゃん!その水着、とっても似合ってるね!」と綾芽が言う。
「あ、ありがとうございます!高津さん。」
「綾芽でいいよぉ!私たち、仲良しさんなんだから!」
「じゃあ、綾芽・・・ちゃん。」
「なぁに?茜ちゃん」
「新学期からも、よろしくね」
「任せてぇ、綾芽が何でも教えちゃうぅ!」
茜に抱き付く綾芽だった。
何故か幼なじみグループが揃ってしまったプール内で、暖人と茜の事情を聞くと、女子だけで茜の水泳特訓をすることに成ってしまった。
「いい、あんたたち!そっちの線からこっち側に入って来たら、肋三本の刑よ」と言う舞子。
「横暴だぁ!」、「独裁者め!」とブーイングの涼太と孝に「うっさいのよ、同じプールに入れるだけ有り難いと感謝しなさい!」と言い返す舞子だった。
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