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(なんかもう、グダグダに成ってきたな!)
プールサイドで茜たちの練習を見つめる暖人だった。
遠くの方では監視員がやたらと笛を鳴らしている。
どうやら遊技場のプールで、ビーチボールを投げまくっていた曖を追いかけている様だ。
監視員に必死に謝る海の後ろで、曖は上機嫌で笑っていた。
(お前も苦労してんだな?海!)と同情の目を向ける暖人だった。
そして(茜、楽しそうに練習してるなぁ!)と再び練習を見守る暖人だった。
女子だけで練習をし始めてから1時間程過ぎた頃、「休憩しましょう!」と舞子が言い、女子3人が暖人のいる方へと戻って来た。
「調子はどうだ?」と暖人は尋ねると「最初はかなり苦労したけど、彼女・凄く呑み込みが良いから、泳げるようになるのも時間の問題ね。期待しなさい!」と舞子が答えた。
「そうか!ありがとな舞子!あと、疲れてないか?茜」と声を掛ける暖人。
「うん、平気!心配してくれてありがとう」と答える茜だった。
床に座り冷えた体を温める舞子たちだった。
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