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「はいーーーー!?」
「今の時点でも分かるでしょ?
ほら…周りの奴ら…こそこそと
こっちみて噂してる」
声を潜め回りを警戒しながら
美由紀は言う。
言われてみれば…。と
私は周りを軽く見渡す。
視線の先には女の子達が
こちらをジロジロと見ながら
何かを話している。
『よく学校来れるよね…。
誰か見方になってくれると
思ってんのかな』
ふいに突然昔の記憶が蘇る。
「――ちひろ?」
いちごが心配そうに顔を覗く。
「―え?あ、大丈夫」
「そ、そう…?」
半信半疑の表情の二人。
「あ…」
すると予鈴が鳴り出す。
とにかく、予鈴が鳴った
私達は席に着き授業を
始めるのだった。
私は先生や同じクラスの人に
じろじろ見られながら―…。
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