第2話

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昼休み―― 「ちひろ!お弁当食べよ!」 いちごと美由紀が お弁当を持って私に 話しかける。 「うん、食べよ!」 そして、私達は いつもの場所―屋上へと 行くのだった。     * * * 「あ、ちひろの卵焼き 美味しそう!交換しよ?」 目を輝かせ私に聞くいちご。 「いいよ」 可愛いなあ、と思いながらも 私といちごは、それぞれ おかずを交換した。 「ん~~~美味しい~!」 「ありがとう」 美味しそうに食べるいちごを 見て私も嬉しくなる。 その時、何も言わずずっと 私達を見ていた美由紀が 口を開く。 「…ちひろ、どうしたの?」 「……え?」 突然そんな事を言われ唖然とする。 「今日のちひろ…おかしい」 「何言ってんの美由紀! 私はいつも通り…「本当に?」 私の言葉を遮り真剣な目で 私を見る美由紀。 その瞳は全てを見透かして いるようだった。 .
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