第3話

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「……」 私は家に帰れば、ゆっくりと 扉を開け電気を付ける。 ここは私と優希の家。 昨日、あの契約をし優希の お父さんと話した後に お父さんにまた呼び出しされた。 『お前達…結婚するんだろ? だったら一緒に住まないとな』 『えっ…あ、あの……』 『あぁ、そうだな…。 今の俺の一人暮らししてる 家でいいか?』 『別に構わん』 『じゃ、決定な』 その後、私は無理やりここへ 住む事になったのだ。 「はぁ…」 鞄を置けばベッドへダイブする。 来週…舞が来る。 『あんたなんか…親に恵まれて 生まれたんじゃないくせに!!』 『あんたなんか、親もいないくせに! いい気になってんじゃないわよ!』 ズキズキと頭に頭痛が走り 昔の記憶が蘇る。 「……舞…」 また…あの日が来るんだな…。 色々と考え事をしていると、 いつの間にか私は眠っていた。 .
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