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――ここは北乃学園高校
普通の一般庶民からお嬢様まで、
色んな生徒が通う高校。
そんな高校の屋上に友達二人と
弁当を食べてる女の子が―
私の名は柚木ちひろ。
髪は茶髪のショートの
ごく普通の女子高生。
だが、高校3年生の女子にして
身長175cmという
コンプレックスを抱いていた。
「ビックニュース!
長瀬優希が婚約者を
捜してるの!!」
今声を上げた女の子は、
野乃原いちご。
茶髪のツインテールで
可愛らしい顔をしている。
いちごの他にもう一人、
長谷川美由紀。
ロングの黒髪で凛々しい
顔立の女の子。
「ふ~ん…、やっぱりお金持ちの
お坊ちゃまは違うなあ…」
ぽつりと私が呟く。
「ちひろ!それ禁句…!!」
「え?」
突然いちごが
禁句という単語をあげる。
「おい、てめえ。
今俺様の事お坊ちゃまって
呼んだよな…?」
「えぇ、言いましたよ。
それが何か?」
私は背後の人影に気付かず、
つい答えてしまった。
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