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「てめっ…」
更に男は私に近付いてきた。
やめてっ…。
それ以上来ないで…。
そして私は立ち上がり
「近付くなああああ!!!」
金持ちのお坊ちゃま
とやらを殴ってしまった。
「あ……」
やってしまった…
殴った後を見て苦笑する私。
「てめぇ……。
俺様を殴るなんて
良い度胸だな…こいつ、
借りてくぞ」
「へ…?
いやああああああっ!!!
助けて~~~~!」
服を掴まれズルズルと
引きづられる。
「ちひろ…ッ!!
ファイト……」
追いかけようとしたいちごも
諦めてしまった。
私は引きづられるように
長瀬優希に連れて行かれた。
* * *
「何でこんな真っ暗な場所に
連れて来るのよ」
私は、もう使ってなさそうな
暗い場所へ連れて行かれた。
私は壁を背に目の前には
長瀬優希がいた。
「誰も来ない方がいいからな」
つ、突っ込みを入れたいが我慢…
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