第1話

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「背が高いから面白いの? ふざけないで!!」 ムカつく…! 背が高い…女じゃない 聞き呆れるほど今まで 散々言われてきた。 「何、お前…。 コンプレックスなわけ?」 歩きながら私を振り返る長瀬優希。 「悪い!?そうよ、 コンプレックスよ!!」 「ふーん…。 別に背が高いとか どうでもよくね? 逆にチビすぎだとうぜぇだろ」 「小さい方が 可愛いじゃない!!」 「俺様の場合合わねーんだよ。 チビすぎると」 言われて見て私は 今更気付く。 この人…私より背が高い それは当たり前 なのかもしれないけど… 190cm近くは ありそうだった。 「よし…入るぞ」 「え、何ここ…」 着いたのはある大きい部屋。 この学校に通って約3年になる 私でもこんな部屋があるとは 知らなかった。 長瀬優希はその部屋の扉に 手を掛け、扉を開く。 .
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