52人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
なんとか平助君に追い付いて必要な物を買い揃えて行く。
「随分買ったなぁ。」
振り返ると、両手に荷物を持った平助君
『ほ、本当だね…自分で荷物持って無いから気付かなくてごめん!半分持つよ?』
「や、これ位は大丈夫だ。その代わり今日の夕飯は大盛にしてくれよな?」
『うん!』
やっぱり細くて皆さんより身長が少し足らなく…否、低くても立派な男性なんだなぁ
なんて感心していると足元に何かが触れた
『ん?…嫌ぁぁっ!!!』
私の足には拳大程の頭が2つある蛇が巻き付いて舌を出しながらゆっくりと躰を這い上がろうとしていた
「出たな、妖のヤロー」
平助君は荷物を放り投げて刀を抜くと私に噛みつきそうな蛇の頭を切断すると
ギギャギャ
短い悲鳴を漏らして蛇は絶命したようだ
最初のコメントを投稿しよう!