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「なぁんだ、案外弱いんだな?妖って。」
そう言いながら荷物を拾い集める平助君
これじゃあ私が居る意味ないって?
ちゃんとあるんです。
『‘滅’』
そう唱えて両手を蛇だったものに翳すとソレは光に包まれて跡形もなく消えた。
新撰組の皆さんは退治、私は消滅の役目を担って居る
妖の骸はそのままにして置くと新たな妖を生み出すらしい。
しかもより強力になるみたいで放置出来ないのだ。
『でも、かなり強いのも居るみたいだよ?今はまだお日様が昇ってるけどやっぱり夜になると格段と強いのが生み出されるって【香紅夜】が言ってたよ』
「へぇ~、なら何故生み出されるのかが分かればそれを叩いちまえば妖は生まれないって事じゃねぇの?」
『んー…また【香紅夜】に聞いてみるね?』
『まぁ、せっかくまたみんなで暮らせるんだ。妖退治位やってやるけどな』
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