‡第一夜‡

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その後は原田さんの武勇伝や永倉さんの失敗談なんかを平助君に聞き、楽しくお喋りしながら家へと向かった。 「『ただいまぁ』」 玄関を開けると待ちわびたかのように土方さんがやって来た。 「帰ったか。凜、頼んでおいた刻み煙草は買い忘れて無いだろうな」 『ちゃんと買いましたよ?けど吸いすぎは体に毒ですからね?』 「小娘に心配されちゃ世話ねぇな」 笑いながらもよこせと手を差し出す土方さんに刻み煙草を渡す けど…煙管を吹かす土方さんは色っぽくて素敵なんだけどね 本人に言ったら笑われそうだから秘密 「凜、今日は何を作るんですか?」 刻み煙草を手にしていそいそと自室へ向かう土方さんと入れ違いに今度は瞳を輝かせた沖田さんがやって来た
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