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《悔しいか?》
『香紅夜?!…悔しくて仕方無いよ』
頭の中に【香紅夜】の声が響く
《今のそなたなら可能であろう》
目の前が光り出し光りの中から弓が現れた
『私弓なんて使った事無いよ?!』
《今回は我が力を貸すとしよう。次からは力添え出来ぬからな》
私の手が【香紅夜】に操られながら弓を構える
《頭を狙うのじゃ》
ググッと弓をしならせて妖の頭を狙う
っく…
結構キツいな
操られているとはいえ負荷は全て私にかかる
そのうえ、皆さんが妖と戦って居るので動き回り常に的がズレる
「くっ!!」
「何て堅い頭してやがんだ」
斎藤さんと土方さんの刀を受けられたせいでみんなが一斉に距離をとった
《今じゃ》
【香紅夜】の声が聞こえたと同時に矢が妖目掛けて飛び立った
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