寄り道

歩と走子のちょっと気になる話

｢皆さんこんにちわ。山手学園高等部二年三組の上野歩です｣

｢あら、あの学園、山手学園って言うの。そのままじゃない｣

｢走子ちゃん、そこはつっこんじゃだめだよ｣

｢どうもこんにちわ。アユミストの渋谷走子よ。今日は、ここ歩の部屋から私達の愛の営みを｣

｢違う！違うよ！何サラっと恥ずかしい事言ってるの走子ちゃん！今日は、日常のちょっと気になる事を私達が話すんだよ。それに何？アユミストって｣

｢あら、知らないの？私みたいなのをアユミストって言うのよ｣

｢そんなの走子ちゃんだけだよ！それにせっかく、此処で走子ちゃんの印象を良くしようと思ったのに、もう皆ドン引きだよ！｣

｢此処でって、私が本編でドン引きされてるみたいじゃない｣

｢自覚ないんだ｣

｢まぁ、私は別に他人からどう思われても構わないんだけど｣

｢もう少し私以外の人も気にしよう！｣

｢そんなの無理よ。歩は、私に歩以外の人の事を考えて欲しいの？｣

｢そういう訳じゃないけど･･･｣

｢なら良いじゃない･･･まぁ、話続けましょうか。ちょっと気になる事だっけ？｣

｢そう。走子ちゃんは何かある？気になる事？｣

｢そうね～、歩はどこを触られると｣

｢ちょっと待って！ちょっと待って走子ちゃん！それは、ちょっとじゃなくって凄く気になる事だよね｣

｢あら、そうね。ちょっとて加減が難しいわ｣

｢ねぇ、もっと普通の事考えようよ｣