出張!歩と走子

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「最初は、ピーで上手くごまかして、次は、登山を利用した比喩表現。そして、ウィルコムの保留を使ったタイムシフトね。ここまではいいかしら?」 「東先輩。可哀相」 「良いのよ!両想いなんだから」 「両想いだからって何でもして良い訳じゃないよ。そうやって今日も私に何かしようとするつもりでしょ!」 「何か今日の歩は鋭いわね・・・まさか、前回の事で警戒しているんじゃ」 「してるよ・・・ていうか、声に出してるよ走子ちゃん」 「しまったわ!まさか、こんなところであの癖が!詳しくは猫、ときどき、ミルクティーを読みなさい」 「上手くごまかしたつもりだけど、ごまかしきれてないからね」 「コホン、話を戻すわ。読んでる人は、ギリギリだと思っているかも知れないし、よく残ってるなと思っているかも知れない、もしかしたら、まだまだねと思っているかも知れないわ。まぁ、何にせよ、物足りなさを感じている筈よ」 「えっ、物足りなさ?」 「まず、肝心の部分がタイムシフトされている。次に、台詞だけだから描写が無いのよ」 「あぁ、なるほど」 「それに、わかる?」 「ん、何が?」 「私も恥ずかしくて言いたくないんだけど」 「えっ!走子ちゃんでも恥ずかしい事なんてあるの!?」 「あるわよ失礼ね。あれよ。私達には無い物」 「あっ」 「ちょっと、ピーを使っても言いたくないから、白澤さんのエッセイを見て頂戴」 「ちょっと、その宣伝の仕方はヒドイよ!」 「良いのよ!とにかく、今回はもっと突っ込んでいかないといけないわ!」 「いつもの事だけど、上手く言ったつもりかも知れないけど酷いからね、走子ちゃん」
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